アフロ・コンチェルト – ヴァージョンA (1982)
作品名(英) | Afro Concerto – Version A |
---|---|
作品名(独) | Afro Concerto – Version A |
作品記号 | 050 (A) |
作品年 | 1982 |
ジャンル | オーケストラ/協奏 |
演奏時間 | 20分 |
楽器 | mba, perc, orch |
リコーディ音楽出版社本社 | |
---|---|
住所 | G. Ricordi & Co. Bühnen - und Musikverlag GmbH Stralauer Allee 1 10245 Berlin ドイツ (Germany) |
電話 | +49 (0)30-52007-08 |
ファクス | +49 (0)30-52007-1333 |
メール | umpg.classical@umusic.com |
日本の代理店:株式会社ヤマハミュージックメディア(出版部) | |
電話 | 03-6894-0250(代表) |
メール | ymeg-ymm-pub-hire@gmx.yamaha.com ymm-hire-SMB@music.yamaha.com |
研究スコア販売(世界中):ミュージク・ショップ・ユーロプ | |
ホームページ | Music Shop Europe |
曲目解説
この協奏曲は、題名にもあるように、アフリカの土俗音楽の魅力─執拗な反復がまきおこす呪術的な音楽の世界に魅せられ、そこから大きな触発をうけて作曲された。具体的にも打楽器独奏者は、数種の皮質の<アフリカン・ドラム>や、マリンバのルーツともいわれる単純な音階をもつ当地の鍵盤打楽器<バラフォン>なども駆使して、独特な音響時空間を現出させる。そして、この作品の核になる音響構造にも、アフリカのセヌフォやピグミーの音楽のいくつかの断片が用いられており、それが独奏者とオーケストラによって、音色、音形をさまざまに変えながら<執拗に反復>されて曲は進行していく。このように、この協奏曲では<アフリカ>が曲の内容と緊密なかかわりをもっているのである。
なお、「アフロ・コンチェルト」には2つのヴァーションがある。ヴァーションAはマリンバ、打楽器の2人の独奏者とオーケストラ版、そしてヴァーションBは打楽器独奏(+マリンバ)とオーケストラ版である。
放送初演(ヴァージョンA):1982、夏/NHK放送/指揮:岩城宏之/打楽器:百瀬和紀、マリンバ:山口多嘉子/NHK交響楽団
初演(ヴァージョンB):25.1.1985/東京文化会館/指揮:井上道義/打楽器(マリンバ):吉原すみれ/新日本フィルハーモニー交響楽団
ヨーロッパ初演:4月1988/ベルリン・フィルハーモニーホール/指揮:ゲルト・アルブレヒト/打楽器(マリンバ):吉原すみれ/ベルリン放送交響楽団
石井眞木