サーティーン・ドラムス (1985)
作品名(英) | Thirteen Drums |
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作品名(独) | Thirteen Drums |
作品記号 | 066 |
作品年 | 1985 |
ジャンル | 独奏楽 |
演奏時間 | 13分 |
楽器 | perc |
リコーディ音楽出版社本社 | |
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曲目解説
打楽器音楽と一口にいっても多種多様であり、現代では単に太鼓を叩くを越えて、多種な打楽器をさまざまな奏法を駆使して、多彩な音色世界世界を創くるのが一つの常識になっている。その観点からいえば、「サーティーン・ドラムス」は、あえてこの現代の常識に反抗した作品である。 13個の膜質打楽器のみを用い、銅鑼、シンバル等の長い余韻を有する打楽器、あるいは音色的な打楽器は一切使用していない。
これはむろん、作曲にあたって、膜質の太鼓の律動的魅力を再認識するためでもあったが、12個からなる拍節ー16分音符(4連音)の単純なリズムセリーによる数理的秩序と、第13拍節に侵入する非定量的リズムとの相互作用とその展開が、この作品の核を形成している。このことを明瞭に知覚できるよう、との意図で選択された楽器編成でもある。
「サーティーン・ドラムス」は、太鼓を叩くという原点への回帰と、定量的なリズムと非定量的リズムの交錯に新しい地平を求めるという、二つの課題にシンプルな形で挑戦を試みたものである。
初演:1985年9月/「菅原淳リサイタル」/草月ホール/Perc.独奏:菅原淳
ヨーロッパ初演:15.11.1987/JAPAN IN BERLIN・FESTIVAL/ベルリン/Perc.独奏:前金奈千子
石井眞木