秋のヴァリアンテ (1986)
作品名(英) | Autumn Variante |
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作品名(独) | Herbst-Variante |
作品記号 | 068 |
作品年 | 1986 |
ジャンル | オーケストラ/協奏 |
演奏時間 | 8分 |
楽器 | Orch |
株式会社音楽之友社 | |
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連絡先 | 〒162-8716 東京都新宿区神楽坂6-30 |
電話 | (出版部)03-3235-2145 |
ホームページ | www.ongakunotomo.co.jp/ |
曲目解説
日本の首都東京は、世界の大都市として活動していますが、この東京を表すような「交響作品」が出来ればと、 10年前の1986年「FM東京開局15周年」を記念して、日本を代表する東京生まれの作曲家に、交響組曲「東京」を委嘱して生まれたのがこの作品です。
第一曲、外山雄三の「こもりうた」は、作曲者が東京での幼時体験のなかで忘れられない「子守歌」をテーマにして作曲しました。
第二曲、石井眞木の「秋のヴァリアンテ」は、明治の近代化以来、東京に溢れる「西洋音楽」の19世紀的様式の断片をテーマにした一種の変奏曲です。
第3曲、芥川也寸志の「Allegro Ostinato」は、東京で生まれ育った、愛する都市の賛歌として、そのイメージをごく自然に描いた作品です
このように、作曲者それぞれの異なる発想による「東京」の交響組曲ですが、北京と東京が姉妹都市であることを考えますと、今回の「中日友好合作日本現代管弦楽作品音楽会」の冒頭に演奏される作品として、まことに相応しいと思います。
石井眞木、1996年