山の響き (1990)
作品名(英) | Yama no Hibiki (Sounds of the Mountain) |
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作品名(独) | Yama no Hibiki (Klänge des Berges) |
作品記号 | 089 |
作品年 | 1990 |
ジャンル | 室内楽 |
演奏時間 | 11分 |
楽器 | tub-ens |
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曲目解説
山ではさまざまな響きがきこえる。
原生林の少ない日本の山でも小鳥たちの鳴き声や、夏の蝉の声はむろんのこと、夜半には梟や小動物たちのかなり激しい獰猛な唸り声などもいろいろきこえてくる。
しかし、このような<物理的>なものより大きく響いてくるのは、静寂感、孤独感、ある種の恐怖感などの<心理的>な響きであろう。
この作品には、作曲者が最近えた山の体験が反映しているかもしれないことから、この題名をつけた。曲の中央には、「山」に因んだ尺八本曲「鹿の遠音」の引用がある。
石井眞木, 1992