琅琅の響き (1987)

基本
作品名(英) Rō Rō no Hibiki
作品名(独) Rō Rō no Hibiki
作品記号 076
作品年 1987
ジャンル 室内楽
演奏時間 40分
楽器 sanukitphone, mba, org/acc
楽譜・譜面

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曲目解説

石井眞木, 1987年 源:CD 「飛天生動 - 石井眞木作品集」, ALM Records ALCD-68

この作品は、「石の楽器」を祭司とした、ある自然崇拝的な想像上の「響の儀式」を念頭に創られたもので、木質打楽器(マリンバ)による〈森の響きのイミテーション(模倣)〉、〈自然現象の音化〉などが交錯し、自然の威力に対する畏敬の念ー霊的なものの存在を表わす。また、オルガンは「響の儀式」を媒介する役割をもつ。

〔(注)ここでは、拙作オルガン独奏のための「失われた響き」が引用されるが、この〈失われた響き〉とは、逆説的に聞こえるかも知れないが、明確な青高(ピッチ)、無限旋律、連続的な律動をもった、いわゆる西洋的な「音楽」を指す。〕

この作品を、「石の楽器」の製作者・前回仁氏に敬意をもって献呈します。