ファゴット ラプソディー II (1999)
作品名(英) | Bassoon rhapsody II |
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作品名(独) | Fagott-Rhapsodie II |
作品記号 | 114 |
作品年 | 1999 |
ジャンル | 室内楽 |
演奏時間 | |
楽器 | Bn-qu |
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曲目解説
"Fagott-Rhapsodie Ⅱ" は、 尺八本曲「鹿の遠音」の断片と、ゲーテ作品をテーマにした西洋音楽の名曲から引用した音形の断片を重要な音要素として構成された作品です。
これは、日本古来の響きと、西洋音楽の響きを同じ時間と空間で現代的に交錯させることで、ファゴット音楽のもう一つの世界を表そう、という意図によっているのです。ただし<ラプソディー風>に...。
ファゴットの音形は、次ぎの西洋作品から引用されてます;
"SYMPHONIE Ⅷ" (G. Mahler) – "A FAUST SYMPHONY" (F. Liszt) – "L'APPRENTI SORCIER" (P. Dukas) – "EGMONT" (L. von Beethoven) –"FAUST VERDAMMUNG" (H. Berlioz) – "Erlkönig" (F. Schubert).
なお、 "Fagott-Rhapsodie Ⅱ"は、3年前に Berliner Fagottquartett のために書いた "Fagott-Rhapsodie" の姉妹作品で, 両者は連続して演奏することも可能です。
石井眞木, 1992年